このレポートは、弊社が、仮に社労士事務所を経営するとしたら、どういったホームぺージ集客戦略を取るかを書いてみたレポートです。
実際の経験に基づいていない部分もあるかと思いますが、他業種様で成果の出ている方法論を、社労士事務所で活用するならという視点で書いてみました。
業界のことをお客さんとして、しかも少ししか知らないので、おかしい部分などもありますが、逆に新鮮な部分もあるかもしれません。読み物として、温かい目で見て頂けますと幸いです。
弊社は、士業と言われるジャンルの制作実績としては、弁護士様のホームページの作成実績もありますが、その程度になります。
歯医者さんのホームぺージなど、医療業界のホームページは集客の戦略も含めて多数の実績がございます。
ウェブのマーケティングに関しては、大企業から中小企業、そして、弊社自身がスタッフ1〜2名の小規模店舗の経営を3業種4店舗行っておりますので、そのノウハウや知見に基づいて書いてみました。どうぞ、よろしくお願いします。
はじめに
私自身が社労士業界のウェブマーケティングの全体感を見て感じたことからお話させて頂きます。
全体として、すごく時間とお金をかけているなと思うような事務所さんがいる半面、「とりあえずホームぺージを作りました」という事務所さんも多く、中間層が少ないイメージを受けます。
脱毛業界をイメージして頂くと分かりやすいかもしれませんが、脱毛業界は、ざっくりこういった構成になっています。
大手
テレビCMをバンバン打って広告費でガンガン回す
中規模
大手ほどの派手さはないが、地域を絞り堅実に数~数十店舗展開
個人店
オーナーが現場に立つ、スタッフ数名の1店舗を経営
脱毛業界は、広告ありきで集客しているところが多く、血みどろの戦いをしている業界です。
社労士業界に関しては、ポジショニングをどうとっていくかという部分がありますが、比較的、攻めやすい業界かなと思います。
1:戦略の流れ
基本的には大きな目標を決めて、PDCAをひたすら回していく。
社労士業界に関しては、お金をかける戦略も、時間をかける戦略もどちらも戦いやすいんじゃないかなと思います。
集客の為のホームぺージがある前提で、2つの戦略がありますので、ご説明します。
お金をかける戦略
広告です。広告と一口にいっても、テレビCMから、新聞折込、雑誌広告、ラジオ広告、インターネット広告、ポスティング、DMなど様々です。
弊社は基本的に、インターネットのマーケティング専門になりますが、私が広告代理店にいたこともあり、広告に関しては、幅広く理解をしております。
ただ、相性がいいのとコントロールがしやすい点から、「インターネット広告」をまずは活用するのがいいです。
じゃあ、どの広告だと言われますと、説明に数日かかってしまうので、はっきり言ってしまうと、この2種類です。
検索連動型広告=グーグル広告、ヤフー広告
SNS広告=各種SNS広告
戦略に合わせて、まずは少額でこのあたりから試していければいいと思います。
広告のメリットとしては、とにかく即効性に優れています。設定さえしてしまえば、数日で広告が掲載され、集客が開始できます。
デメリットとしては、当然広告なので、お金がかかってくるため、リスクがあります。広告効果が悪ければ、当然、赤字もありえます。
そのため、広告はかければいいというものではなく、戦略を組んでいくのと、最低限ある程度広告効果の見込めるホームぺージ、もしくは広告用のぺージが必須です。
時間をかける戦略
インターネットの利点として、無料で使える(厳密には無料ではないんですが)点があります。
特に集客においては、基本的には各種SNSは無料で使えますし、ブログを書こうと思えば無料で使えるブログなどもあります。ホームぺージなどで発信する事もできます。動画を配信することも可能です。
ただ、無料で使えるんですが、そこから集客をしようとなると、極端に難しくなります。近年は、「たまたまバズってフォロワーが爆増した」なんてこともありますが、バズの怖さは、再現性がないところなんですね。1回はたまたまうまく言ったけど、2回目できるかというと、ここは誰にも分からないんですね。また、バズは急激にアクセスが集まりますが、流行り廃りが非常に早いです。経営は続いていくし、中長期的な目線で行っていると思いますので、バズに頼るのは非常に危険です。
弊社のおすすめとしては、今更と思われるかもしれませんが、ブログです。
ブログを核にして、各種SNSも更新していくという流れがおすすめです。
ただ、本当に最初の半年は、砂に水をやり続ける努力が必要です。
弊社、過去かなりの数の0から立ち上げのホームページを運用してきています。
やはり、ホームぺージだったりブログなどで、グーグルやヤフーなどの自然検索からアクセスを集めて集客につなげていくには、時間も手間もかかります。
ただ、一度ある程度作れてしまうと、じわじわ上がってきているので、一気に下がるということもなく、安定します。
そこまで持って行けずに、ホームページを放置されているケースがかなり見受けられます。
ホームページの運用歴が長い方の場合は、少しのテコ入れで集客できるようになる場合もありますので、こちらはご相談下さい。
ざっくり説明させて頂きましたが、お金をかける戦略、時間をかける戦略ともに、PDCAを回しながら最適化していきます。
お金をかける戦略
PLAN 広告設計
DO 広告かける
CHECK 効果測定
ACTION 改善
時間をかける戦略
PLAN 戦略策定(どういった更新をするか等)
DO 実行
CHECK 効果測定
ACTION 改善
↓
2:専門特化する!?
1で、先に方法論を解説させて頂きましたが、そこに合わせて戦略を練る必要があります。
私が集客の戦略を作るとするなら、まずは専門特化します。事務所全体を特化させてしまう事もできますが、それは怖いし既存のお客様もいるかと思いますので、事務所の中に特化したメニューなどを作るようなイメージでも大丈夫です。
専門特化しようという風潮もありますが、どう特化すれば当たるか分からないと思われます。この部分も、既に稼働されている事務所様であれば、運用しながら当たりを見ていくのがおすすめです。大当たりしたら、そこに特化するようなイメージでいいかと思います。
特化する理由
ラーメンを食べたいなと思ったときに、まずファミレスでラーメンを食べようとは思わないですよね?
ラーメン理論です。
例えば、豚骨ラーメンが食べたいなと思ったら、
ファミレスの豚骨ラーメンよりも、
醤油ラーメン、味噌ラーメン、塩ラーメン、醤油ラーメンもあるラーメン屋さんよりも
豚骨ラーメン専門店が良くないですか?

という話です。
社労士業界で言いますと、そこまで特化している事務所さんを見かけないかなと思ってまして、ジャンルに特化していく戦略はありだと思います。
社労士 × ジャンル(業種)
ですね。
例えば、
医療業界専門社労士事務所
さらに掘り下げるなら、
歯科医専門社労士事務所
もうひと掘りするなら、
矯正専門歯医者専門社労士事務所
ドクター一人医院専門社労士事務所
審美歯科専門社労士事務所
など。
業種の中で掘り下げてもいいですし、そこにもう一要素掛け合わせるのもいいかと思います。
社労士 × ジャンル(業種) × 地域
社労士業界自体は、全国対応できるかと思いますが、頼む側からすると、近いほうが安心という心理がありまして、あえて書くのもありかと思います。
例えば、
静岡県の歯医者専門 ○○社労士事務所
のように。
ただしもちろん、特化のメリット・デメリットがあります。
メリット
・特化したターゲットに強烈に刺さる
・バックオフィス業務の効率化※業種が同じなら大体同じなので、いろんな事が効率化できる。個人的には、この部分が、非常にメリットになるかと思います。こちらは、後述します。
デメリット
・特化先を間違えると反応が悪い
・特化した分、マーケットのパイが小さくなる
このようにリスクもあるので慎重に判断が必要なのですが、この部分は広告でマーケットリサーチすることも可能です。
例えば、広告用ページを業種ごとに作成して広告をかけ、ABテストをするような事も可能です。
こんな感じで特化したページをそれぞれ用意し、広告をかけ、効果測定していきます。
但し、ページを作成するコストと広告費がかかるため、こちらはある程度予算に余裕があるクライアント様向けの戦略になります。
・歯医者専門社労士事務所
・建築業界専門社労士事務所
・美容院専門社労士事務所
特化は、メリット/デメリットがありますが、マーケティングとしては非常に有用です。
また、事務所自体を完全に特化させずに見せ方を変えて、マーケティングに活かしていくという手法もありますので、この辺りは、お気軽にご相談下さい。
次の章では、特化した後のマーケティング戦略に関して、解説していきます。
↓
3:特化したらどうしたらいい?
再度、目標を設定しましょう。今回は、美容院専門に特化したと想定して書いていきます。
私が社労士事務所を美容院専門に特化して行うのであれば、こういったゴール設定を行います。
月額制の顧問をたくさん抱えていると、毎月安定した売り上げが立ちますし、社労士の場合、成功報酬の部分もありますので、そちらを得る機会も増えるため、顧問数を最重要に考えて進めて行きます。
目的
美容院の顧問先を増やす
そのために
美容院専門に特化した集客用のホームページを作る
※新しく作らなくても、既存ホームページをリニューアル、もしくは、トップページはそのままで既存ホームページの中に特化ページを作る形でもOK。
こういった形を作っていきます。

最終の目的としては、「顧問契約を結ぶこと」になるので、集客するためのぺージのあとの顧問契約までのステップも設計します。
私なら、美容院向けの社労士活用レポートなど、美容院の悩みをリサーチして、その悩みを解決するための方法を解説したレポートをまずは作ります。
社労士関連の業務に関しては、悩みの解決方法を伝えても美容師の方ができないことが多いと思うので、まずは信頼関係を築いてから、顧問契約を結ぶ流れが良いです。
LINE登録、メルマガ登録
※リスト取得、方法はなんでもOK
■美容師の為の社労士活用レポートプレゼント
※レポートで社労士を活用した際のメリットなどをきっちり伝え、かつ、美容師の悩みを顕在化させる。
そのために社労士がいるんだよ、を説明。

レポートで悩みを解決しつつ、無料相談
(有償でもOK)へ誘導

オンラインもしくは対面の相談で顧問制度を提案
※限定のオファーなど

顧問契約
ホームぺージでいろんな説明をして、お困りごとがあれば気軽に連絡してねって書くと思いますが、相当深い悩みや緊急性がない場合以外、なかなか、ここのハードルが高いんですね。
どんな人だろう、大丈夫だろうか、高くないだろうか…などの不安要素がある上、社労士さんのホームぺージって、どれを見てもよくわからないんですね…正直なところ。
そこからなんとなくデザインがいいとか、なんとなくいいという理由でどこかしらを選んで、問い合わせをしている現状があります。
↑
特化することで、ここの浮動客を戦略的に狙っていけるようになるのが、今回の戦略です。
また、じゃあ、どうやってアクセスを集めるかを解説していきますね。
どうやってアクセスを集めるのか
業種別の【美容師の為の社労士活用レポート】があればテレアポでも、DMでも、メールでも、おそらく反応が取れると思うんですね。
これが、ない場合のテレアポを解説します。
プルルルル
「○○社労士事務所の○○です。何か、お困りごとありませんか?」
「ん-、特にないです、ガチャ…」
ではレポートをフックに営業する場合はどうでしょうか。
プルルルル
○○社労士事務所の○○です。当事務所は、美容院に特化した社労士事務所で、この度、美容院がどうやって社労士を活用するかのレポートを作ってお配りしているのですが、ご興味ありますでしょうか?
あー、そうですね、まあ、あれば。
では、お送りしますね。よろしくお願いします。
テレアポなどは、成約率が非常に悪いのであまりおすすめはしませんが、仮にテレアポをするとしても、営業トークとして、非常にとっつきやすくなるイメージをしてもらえるかと思います。
アナログな手法を解説しましたが、ウェブで戦略を取る場合、私ならこうやります。
美容院専門社労士事務所集客するためのぺージ
がある程度見てもらえ、反応が取れるぺージになっている前提で、アクセスを集めることに集中していきます。
アクセスを集めるのに、先ほどのレポートとは別に、何かしらコンテンツがあったほうがやりやすくて、それがブログやSNSのネタですね。
これは、割とやりやすいかなと思いまして、まずは、
美容師 × 助成金の種類
で解説するコンテンツを作って行きます。
案外、助成金の種類だけでブログを書いたりしている方は多いんですが、ここに業種を掛け合わせてる方って少ないんですね。
私も自分自身で調べたときに、どこを見ても同じようなことが書いてあるし、よくわからなくて、
キャリアアップ助成金 美容サロン
などで検索したりしました。ここは、穴だと思います。
美容師 × 助成金の種類
で、解説のコンテンツを作ったら、これを出せるところすべてに出していきます。
内容は同じで大丈夫です。
例)各種SNS グーグル ヤフー マップ
私なら、自社ブログ、グーグルビジネスプロフィールの最新情報、SNS各種にアップしていきます。

ブログ記事自体に広告をかけてみるのも良いと思います。
※広告に関しては、解説しだすと1週間くらいかかりますので、ここでは割愛させて頂きます。
美容師 × 助成金の種類
で、ネタが尽きたら、出せる成果報告(地域の業種さんで、○○助成金、給付が決定しました)などもありかなと思います。
※思い付きなので、業種的に規制されているかなどは調べておりませんので、あくまで参考に。
このような感じであれば、比較的集客しやすいのではないかなと仮定して実行し、PDCAを回していけば、必ず勝ち筋が見え
↓
4:業種特化のメリット
クライアント満足度を上げやすい
顧問系サービスの顧客満足度については、顧客との接触頻度が非常に重要です。
通常の業務連絡ももちろんですが、ちゃんとかまっているよをアピールするのが非常に重要で、ここは、システマチックにやってあげられると良いです。
ここに業種特化するメリットが出てきて、
顧問契約をしたお客様に、
美容院専門社労士事務所の顧問様専門LINE、メルマガ
などを作って、定期的に発信してあげると満足度も上がり、継続率も上がると思います。
特にここは、業種特化することでその業種の事例などが集まってくるので、その事例をここで配信してあげると、双方にとって良いですね。
発信する方は、ネタが作りやすい
受取る方は、同じ業界のネタなので、聞きたいし、受取りやすい。
これが特化していないと、なかなか、社労士さんだと難しいかなと。
特化していなくても、顧客との接触頻度は、非常に重要なので、顧問様専門LINE、メルマガでの情報発信は是非、取り組んでみて下さい。
「こんな助成金出ました」とかでいいと思います!
バックオフィスが効率化
もう一つ、バックオフィスの部分が非常に効率化できるんじゃないかと思っております。
業界が同じなら大体同じというのがありまして、バックオフィス業務も、いろんな業界を行うよりも業種特化していれば、ある程度、効率化できるんじゃないかと思います。
これは、私の顧問になって頂いている税理士の先生を見ていて実は思う事で…
本当に、多種多様な業種の案件を受けているので、大変そうだなあといつも思ってます…。
最後に
ざっくりですが、大きな部分の戦略について書いてみました。
実際に実行に移すとなると色々細かい部分が出てくるのですが、こういった仕組み自体は、弊社の場合は他業種で実際に行っておりますので、作成自体は問題なく可能です。
もし、ご興味をお持ちいただけて、トライしたいという方がいらっしゃいましたら、是非、伴走させて頂きますので、お気軽にご相談下さい。
大体、こういうビジネス系のレポートからのお問い合わせ、からの、オンライン面談の流れですと、その後、バックエンドの商品で数十万~数百万の商品を提案する業者が多々いらっしゃいます。そういう業者に限って…※割愛致します
私は、会社員で広告の仕事をしていたことから、結果にこだわり、頂いた以上の価値を返すことを信条としてきました。もちろん、特に、広告ですと、100%の打率はありえないですし、コケることもあります。その場合も、リスクの点に関しては、事前に説明させて頂きます。また、なるべく勝率を高めていく戦略を合わせて提案などしておりました。
私は、自社でも店舗やサービスや、通販事業など行っておりまして、他社様とジョイントする事業などもございます。とにかく、おそらく、私自身は、0からの立ち上げが好きな人間です。その後の安定期の運用は苦手なので、弊社は私以外のチームがいますので、ご安心下さい。
費用感ですが、案件と、規模によって異なっては来ますが、現在、顧問として伴走するような体制を取っているケースの場合は、イメージ、弁理士業界でいう顧問料位のイメージして頂ければと思います。もちろん、ご依頼頂いた場合には、頂いた以上の価値を返せるよう尽力して参ります。
取り組みとして、完全成果報酬や、事業としての利益配分しての取り組みなども行っております。※業種により法的な制限がある場合があるので、こちらは、お気軽にご相談下さい。
長々と書かせて頂きましたが、私自身、色々な事業を行ってきましたが、ウェブ(インターネット)に救われ、活用し、生きてきました。ウェブには、可能性がまだまだあると思っております。
半面、難しい面もあり、うまく使いこなせていないケースを多々みます。
これからの、私の人生として、いいサービスを提供している事業主様の力になれるよう、ウェブを活用してお手伝いをしたいと考えております。
また、一緒に、成長していければと思います。
是非、本当に、お気軽にご連絡、ご相談頂けましたら、幸いです。
こんなことできないのとか、こういう悩みがあるんだけど、など、なんでも大丈夫です。
こういうサービスの営業が来てるんどどう思う、こんな感じの相談もウェルカムです。
お気軽にLINE,メールなどで、お問い合わせ下さい。
今回のレポートが少しでも、最後まで読んで頂いた方のお役に立てれば幸いです。
よろしくお願いします。
株式会社エンパワーメント
遠藤 寛
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